こんにちは。税理士の山内です。
今日のブログでは、マーケティングの基本的なことをお伝えします。
マーケティングというと、大企業にしか関係ないことだと思い込んでいる人が多いですね。
しかし、これから起業・創業する人こそ、マーケティングは大切です。
ほとんどの創業者はスモールビジネスから始まるはずです。
創業したばかりのスモールビジネスの段階では「売る」ための営業マンや、人手をあまりかけられないはずです。
経営資源が少なく、利益確保に苦しい創業段階の人ほど、マーケティングが重要なのです。
一言で言えば、マーケティングとは、「売れる仕組みづくり」です。
市場が求めている「モノ」や「コト」は何か、ということから分析し、プランを展開していく手法が取られます。
くれぐれも、「売り込む手段=セリング(selling)」と混同しないでください。
こちらは先に商品やサービスありきの考え方です。
マーケティング(Market-ing)、マーケット・インの発想とは、そもそもが違います。
マーケティングの基本フローは以下のとおりです。
1.市場環境の分析
2.標的市場の設定
3.ポジショニング分析
4.リサーチ
5.商品開発改良
6.価格設定
7.コミュニケーション戦略
8.流通戦略
このうち、1の「市場環境の分析」と4の「リサーチ」、5の「商品開発改良」がマーケティングだと思い込まれているようですね。
実は、マーケティングにとって大切で、忘れられがちなのが、2の「標的市場の設定」と3の自らの「ポジショニング分析」です。
7の「コミュニケーション戦略」も、単なる広告・宣伝と勘違いしがちですね。
広告・宣伝を含めてもっと広く顧客との接点を捉える必要があります。
マーケティングとは、ある市場に対し、商品やサービスが売れるための仕組みを作っていく一連の活動です。
どういう相手に、どんな商品を見せ、どんな説明の仕方で、どんな値段なら買う気になるのか。
そういうことを考え、企画し、行動すること全体像がマーケティング活動だと思ってください。
よく言われることですが、マーケティングの「4P」という言葉があります。
・Product(製品)
・Place(場所、市場)
・Price(価格)
・Promotion(販売促進)
この4つが関連し、相乗することが、マーケティング、つまり売れる仕組みづくりです。
スモールビジネスである創業者の人は、ぜひ、マーケティングという言葉を今一度考え直してみましょう。
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税理士・山内司 / 山内会計事務所 【石川県金沢市】〒 920-0993 金沢市下本多町6番丁40-1
TEL:076-263-1490
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